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小瀬競技場は、「世界一、手拍子に包まれたスタジアム」にしようという活動を行っているが、この日は世界一ではなかった。なぜならば、手拍子をするのも忘れて、ほとんどの観衆はピッチに見いったままの状態であったからである。統制のとれた応援も悪くはないけれども、結局のところ、本当にチームが大事な場面を迎えているとき、サポーターは、手拍子するのも、歌うのも、何もかも忘れてしまう。そんなことを実感する試合だった。
MF坂本紘司の決勝ゴールが決まった瞬間の「甲府サポーターの悲鳴」と、「湘南サポーターの歓喜」をずっと忘れないだろう。この日行われた試合は、ヴァンフォーレ甲府とクラブと、湘南ベルマーレというクラブと、16,844人のサポーターで作った伝説の試合となった。